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 家庭教育委員会紹介
 
◆ 家庭教育委員長のあいさつ ◆
 この度、家庭教育委員会でお世話になります。小室です。
 最近、子供たちを取り巻く環境は多様化しています。
 そこで、この委員会は子供に対して家庭での親の役割や地域社会との関りについてどうするべきか、考え勉強していく趣旨のものだと思いますので、
 
 皆様のご参加とご協力をお願いし、私達委員も1年間しっかり勉強したいと思いますので宜しくお願いしたします。(小室)
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 1/25 「犯罪から身を守るには」
 第2回家庭教育委員研修会が、1月25日(火)午後2時より、東松山市南地区体育館にて行われ、会長の谷川さんと委員の皆さん、私の3人で参加しました。
 今回の講習は「犯罪から身を守るには」の実技研修です。
 指導をして下さるのは、東松山警察署生活安全化少年係長の星野平助先生です。
 もしもの為に、身を守る護身術の指導を受けました。
 不審者に声をかけられた場合は、相手より1m位離れ、相手が手を出せない距離をとることが大事だそうです。
 次に、相手に襲われた場合の防御の仕方を3つ程教えていただきましたが、ここではうまく説明できないのが残念です。
 
 <<相手に襲われた場合の防御の仕方>>
 1.胸ぐらをつかまれた場合・・・
  相手の手首を捕らえ、自分の反対の手で相手のつかんでいる手の親指を
  反対に押し上げ、突き放す。
 2.手首をつかまれた場合・・・
  相手につかまれている手を自分の反対の手で下に引くと外れる。
 3.後ろから羽交い絞めにあった場合・・・
  相手の足を思い切り踏む。
  そして体を沈め、バンザイをする格好で跳ねのける。
 
 もし、又このような機会がありましたら、皆さんにもぜひ参加していただきたいと思います。
 本当は犯罪の無い安心して住める地域社会であってほしいと強く思いました。(家庭教育委員 小室世智子)
 
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 7/2 第1回家庭教育委員研修会
 
 7月2日(金)東松山市高坂市民活動センターにて、比企地区PTA連絡協議会功労者表彰式と第1回家庭教育委員研修会があり出席致しました。
 
   [講演する馬場先生]
 
 功労者表彰式では、前会長の柴田さんが表彰されました。
 
 引き続き、第1回家庭教育委員研修会の講演会が行われました。
 講師の方は、「馬場攻先生」
 長年小学校で教職をしてこられた方で、現在は東松山市教育委員会で活躍されております。
 
      ☆1時間30分位の中で、馬場先生はいろいろ為になることを例をあげな
       がらお話して下さいましたが、全部は書ききれませんので、ここは大事
       かなと思う様な所を抜粋して書きたいと思います。
 
 今回の講演
「たくましく生きる子どもを育てるために」
 
1.はじめに
  〜次の時代に生き、次の社会を担う子どもたちの育成〜
    <現在の社会的状況等>
      ・子どもたちを取り巻く教育環境
      ・最近の子どもたちの事件、事故
      ・動機のない問題行動
 
      ☆上記のことは最近の事件等の例をあげながらお話して下さいました。
    命の尊さ、重さをもう1度考え、教える事が大切である。
 
2.子どもの教育への関心
  〜イギリス人と日本人の物の考え方、見方の違い〜
    <イギリス人>
      ・乳幼児に物を選ばせるイギリス人
       選択肢を与えることが肝心で、それが子どもの意思を確かめ
       自己決定の場につながる。
    <日本人>
      ・「ほめる」ことも「ほめられる」ことも苦手な日本人
       教育の熱心さは必要。それが次の世代の発展の原動力になる。
       ただし、学校の続きを演出する家庭であってはならない。
 
      ☆子どもはどんな些細なことでも、誉められたら、嬉しくなると思います。
       我が家の長女が小学1.2年時の先生は本当に子どもの長所を見つけては
       どの子に対しても常に誉めていました。
       それが子どもの自信にも、つながると言っておりました。
       親の私達は、長所より短所の方が見えてしまい、誉めるのが一番と思い
       ながら、ついつい小言を言ってしまい、反省しています。
    子どもを誉める時は本気で誉めてあげること。
    (例、拭き掃除の場合・・バケツの水がこんなに汚れるほど
       君は掃除してくれたんだ、ありがとう。)という感じで。
 
3.家族のなかの親子関係
  〜教育の原点は家庭にある ・・2つの格言〜
    「母の教えは、百人の教師の教えにまさる」
              (母の教えを説いた日本の格言)
    「育てて教えざるは、父の怠りなり
         教えて厳しならざるは、師の過ちなり」
                (父と師の教えを説いた中国の格言)
 
      ・子どもの少子化
      ・子どもたちへの影響
      ・子育ての主体を家庭に置く
      ・家庭における父母の教えが子どもたちの健全な成長を促す
       集団の中で子どもを観察し理解する。
 
      ☆こんな格言があるんだと初めて知りました。果たして受け継がれていると
       いえるでしょうか?
       何か、とても気恥ずかしい格言ですが、親としては少しでもこの格言に近
       づきたいと思います。
    子どもの変化に気づいたら、
          親子でどんなことでも話し合うことが大事。
 
4.たくましく生きるこどもに
  〜「たくましい人間」とは〜
    ・やわらかい頭(知)
      きれいな物はきれい、感動する心
    ・あたたかい心(情)
      思いやりのある心
    ・くじけない心(意)
      自発性、自立、責任感、たくましい意思
    ・がんじょうな体(体)
      体格ではなく体力が必要
 
      ☆上記の事も、とても大事なことだそうです。
 
 
◆「育てる」ことについて ― 人を育てる、心を育てる
   たくましく生きる=【生きる力】を育てる
   【生きる力】とは・・
    1)自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、
      行動し、よりよく問題を解決する能力
    2)自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心、
      感動する心など豊かな人間性と、たくましく生きるための
      健康と体力
 
◆周りの人とうまくいくために必要な力
   【自己主張】
    1)いやなことはいやとはっきり言える
    2)自分の意見が他の子と違っていてもはっきり言える
    3)他の子に自分の考えやアイディアを話す
    4)遊びにまぜてと言える
   【がまん】
    1)順番が待てるなどルールが守れる
    2)してはいけないときがあることを知り、しない
    3)勝ち負けのゲームで負けても受け入れることができる
    4)自分には不都合なことでも他の子のためにゆずれる
 
      ☆上記の様に、思いやりのある、たくましい子供になってほしいと、
       どの親も思っています。
 
 
<学校教育の役割>
1)基礎的基本的な知識・技術を身につけさせるところ
2)集団生活の中で最低線のルールを身につけさせるところ
3)生涯にわたって学び続けようとする態度を身につけさせるところ
 
<家庭や地域と学校が一体となって心掛けたいこと>
1)同じ考え方で進められるものについては、同じ考え方で
 ・同じ考え方で子供に接することができれば、子どもも安心できる
2)家庭や地域と学校の信頼関係の確立
 
<埼玉県教育委員会では次のことを重点課題としている>
1)「生きる力の育成」
 ・「学力低下」の問題→基礎基本の確実定着
 ・「規律ある態度」→集団生活の中での規範意識、基本生活習慣の徹底
 ・「体力」→偏らない食事、運動能力低下から心身ともに健全な子どもの
  育成
2)「安心、安全の視点に立った教育行政の推進」
 ・家庭や地域が学校に期待することは、第一に子どもたちにとって学校が
  安全であり、安心して教育を任せられるということ。
 
      ☆子どもたち自身が生きる力を身につけ、自ら学び、自ら考える力を
       育成する為に、私たち親はあまり過保護にならず、基本的な躾だけは
       しっかりし、暖かい心で、子どもを見守る事も必要だと感じました。
       又、学校生活を楽しく送るために、どの子も持ち味を出し活躍できる
       場を確保してあげ、そして「認め」「励まし」「ほめる」は本気で、
       学校を挙げて、家庭を挙げてが、とても大事なことだそうです。
       なんとなく、まとまらない文章になってしまいましたが、とても為に
       なる講演を聞くことが出来ました。
                           (小室世智子)
 
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